デジタル庁では国の基本的なデジタルデータを整理・公開するための「ベースレジストリ」整備の検討が進められています。そのなかで、人名・地名等の表記に必要となる文字についてはCITPCが管理・運用する文字情報基盤を使用するものとされています 。
文字情報基盤の全ての文字は「文字情報一覧表」としてCITPCから公開されており、そこには文字情報基盤の各文字が国際規格ISO/IEC 10646に規格化されているどの文字に対応づけられるかの関係(MJ文字図形名と—UCS符号位置との対応、以後MJ-UCS対応と略記)が示されています。しかし、国際規格であるISO/IEC 10646側にはその関係が一部明記されていません。そこで、現在空欄となっているこの情報を埋めるための「水平拡張提案」を行います。
また、この水平拡張提案にあたり、MJ-UCS対応について再確認を行います。
CITPCでは、2020年に文字情報基盤の各種情報の運用・管理を引き継いで以来、文字情報一覧表に対して、国内外から、MJ-UCS対応を中心に複数のコメントを頂戴しました。今回の水平拡張提案にあたりCITPC文字情報基盤委員会において包括的なレビューを行ったところ、別表に示す44文字についてはMJ-UCS対応に対して修正を含めた再検討が必要であるとの判断に至っております。この修正案についてもご意見をいただきたいと考えております。
1 https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/62ec4ac2-783b-4461-8559-df2c5b3e5592/bdc2dc95/20230228_meeting_data_strategy_outline_01.pdf